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オーストラリア輸入車のコンプライアンス検査とは?ADR・登録条件・費用を徹底解説【2026年版】

  • 執筆者の写真: AUTOSHIFT
    AUTOSHIFT
  • 6月15日
  • 読了時間: 9分

更新日:6月21日

日本から車をオーストラリアへ輸入する際、多くの方が不安に感じるのが「その車が本当にオーストラリアで登録できるのか」という点です


Import Approval(輸入許可)を取得した車両であっても、必ずしもオーストラリアで登録できるとは限りません。


実際には、オーストラリア到着後に行われるコンプライアンス検査で不合格となり、追加修理費や保管費用が発生してしまうケースも少なくありません。

しかし、


  • コンプライアンス検査では何をチェックされるのか

  • どのような車が検査に通りにくいのか

  • コンプライアンス費用はどのくらいかかるのか


といった情報は限られており、その不透明さから日本からの車両輸入を諦めてしまう方も少なくありません。

この記事では、日本からオーストラリアへ輸入した車両が登録される前に必要となる**コンプライアンス検査(Compliance Inspection)**について、


  • 検査で確認される項目

  • 不合格になりやすい車両の特徴

  • 費用の目安

  • 輸入前に確認しておくべきポイント


を中心に、実務経験をもとに分かりやすく解説します。


オーストラリア輸入車のコンプライアンス検査とは?


日本からオーストラリアへ輸入された車両は、港に到着したあと、そのまま公道を走ることはできません。 


オーストラリアで車両を登録するためには、まず州ごとに認可されたコンプライアンスセンターで**コンプライアンス検査(Compliance Inspection)**を受ける必要があります。


コンプライアンス検査とは、輸入された車両がオーストラリアの安全基準である**ADR(Australian Design Rules)**を満たしているかを確認するための検査です。


主に以下の項目が確認されます。


  • 車両情報が輸入書類と一致しているか

  • ADR(Australian Design Rules)に適合しているか

  • オーストラリアの公道を安全に走行できる状態か


これらの基準を満たした車両のみが、各州での車両登録(Registration)へ進むことができます。


Import Approvalを取得できたとしても、コンプライアンス検査に通らなければオーストラリアで登録することはできません。そのため、日本で車両を購入する前に、コンプライアンス適合性を確認しておくことが重要です。


コンプライアンス検査で確認される主な項目

では実際に、オーストラリアのコンプライアンスセンターでは何を確認されるのでしょうか。


コンプライアンス検査では、輸入車がオーストラリアの安全基準(ADR:Australian Design Rules)を満たしているかを中心に、さまざまな項目がチェックされます。

1. 車両情報の一致(最重要)

まず最も重要なのが、輸入書類と車両情報が一致しているかの確認です。

主に以下の項目が確認されます。


  • VIN(車体番号)

  • 製造年・製造月

  • モデル

  • エンジン型式


書類上の情報と実車の情報に相違がある場合、検査が中断されたり、不合格となる可能性があります。

2. 安全装備

次に、安全に関わる装備が適切に機能しているかを確認します。


  • エアバッグの有無

  • シートベルト

  • ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)


これらは乗員の安全に直結するため、非常に厳しく検査されます。

3. ライト・電装系

灯火類や電装品がオーストラリアの基準に適合しているかも重要な確認項目です。


  • ヘッドライト

  • ウインカー

  • テールランプ


車種によっては、日本仕様のままでは基準を満たさず、部品交換や改修が必要になる場合があります。


4. 排ガス・環境基準

車両がオーストラリアの環境基準を満たしているかも確認されます。


  • 排ガス規制への適合

  • エンジンの状態

  • 排気システムの状態


車種や年式によっては追加整備が必要になるケースもあります。


5. 車両の状態・改造内容

最後に、車両全体の状態や改造内容が確認されます。


  • 過度な改造(車高調整・マフラー交換など)

  • ボディ損傷

  • サビや腐食


特に改造車は追加作業が必要になることが多く、コンプライアンス費用が高くなる原因のひとつです。


このように、コンプライアンス検査では車両情報だけでなく、安全性や車両状態まで幅広く確認されます。そのため、車種や状態によっては検査に通らないケースもあります。


コンプライアンス検査で不合格になりやすい輸入車の特徴


コンプライアンス検査で最も多いトラブルは、輸入書類と実際の車両情報が一致していないケースです。


VIN(車体番号)の相違やモデル情報の誤り、Import Approval(輸入許可)の対象外車両であった場合は、コンプライアンス検査に通らない可能性が非常に高くなります。


また、特に注意が必要なのが、製造から25年以上経過したJDM車や改造車です。


これらの車両は、オーストラリアの安全基準(ADR)を満たしていないと判断された場合、追加整備や部品交換が必要になることがあります。


例えば、


  • 車高が低すぎる

  • 社外マフラーが装着されている

  • ライト類がオーストラリア基準に適合していない

  • サビや腐食が進行している


といった場合には、修理や部品交換を求められることがあります。

場合によっては、指摘された箇所を修理したうえで再検査を受けなければならず、登録までに大幅な時間と費用がかかるケースもあります。


さらに、状態や仕様によっては登録そのものが難しくなることもあり、


  • 追加修理費

  • 保管費用

  • 再検査費用


などの想定外のコストが発生する可能性があります。


コンプライアンス検査のトラブルを避けるには


 こうした問題を避けるためには、日本で車両を購入する前に、コンプライアンスセンターやオーストラリア現地のインポートディーラーへ事前に確認することが重要です。


事前確認を行うことで、


  • 「この車両は輸入に適していない」

  • 「この部品を交換すればコンプライアンス検査に通る可能性が高い」


といった具体的なアドバイスを受けることができます。


また、車両が日本にある段階で問題点を把握できれば、日本国内で必要な部品交換や整備を行うことも可能です。一般的に、日本で対応した方が費用を抑えられるケースも多く、結果的に輸入後のリスクやコスト削減につながります。


一方で、オーストラリア到着後に問題が発覚した場合は、追加修理費や保管費、再検査費用などが発生し、想定以上のコストにつながる可能性があります。


そのため、購入前の段階でコンプライアンス適合性を確認しておくことが、失敗しない車両輸入の重要なポイントです。


購入前にコンプライアンス適合性を確認する方法

日本で車を購入する前に、その車両がオーストラリアのコンプライアンス検査に通る可能性があるのかを確認することは非常に重要です。


しかし、多くの方にとって「どのようにコンプライアンス適合性を判断すればよいのか」が最も分かりにくいポイントだと思います。


残念ながら、「この車は必ず通る」「この車は通らない」と明確に記載された詳細な公開リストや基準はほとんどありません。


そのため実務上は、車両を購入する前にコンプライアンスセンターやオーストラリア現地のインポートディーラーへ確認し、一台ずつコンプライアンス検査に通る可能性を判断しながら進めていく必要があります。


また、州やコンプライアンスセンターによって判断基準に多少の違いがあるため、「他の人が同じ車種を輸入できたから、自分の車両も大丈夫」とは限りません。これはオーストラリアの車両輸入で特に難しいポイントのひとつです。


一方で、製造から15年以内の比較的新しいノーマル車両であれば、問題なく進むケースも多くあります。

ただし、最終的な判断は車両の状態や仕様によって異なるため、日本で購入する前にコンプライアンス適合性を確認しておくことをおすすめします。


オーストラリア輸入車のコンプライアンス費用の目安


コンプライアンス費用は、州や車種によって異なりますが、一般的には AUD $2,000〜$2,500程度 が目安となります。


ただし、この金額はあくまで基本的なコンプライアンス検査費用です。

車両の状態によっては、以下のような追加作業が必要になる場合があります。


  • タイヤ交換

  • ライト類の交換・改修

  • 改造箇所の原状復帰

  • 基準を満たしていない部品の交換


このような追加作業が発生した場合は、その分の費用が別途加算されます。


一方で、比較的新しく大きな改造が施されていない一般的な車両であれば、コンプライアンス費用を含めて AUD $2,000〜$3,000程度の範囲に収まるケースがほとんどです。


ただし、コンプライアンス費用は車両の状態によって大きく変動するため、日本に車両がある段階で正確な金額を確定することは難しいケースが少なくありません。


そのため、輸入前に提示される見積もりはあくまで概算と考え、最終的な費用は車両がオーストラリアへ到着し、コンプライアンスセンターによる現車確認が完了した後に確定する場合が一般的です。


特に、製造から25年以上経過した車両や改造車は追加整備が必要になるケースも多いため、余裕を持った予算計画を立てておくことをおすすめします。


日本から車を輸入して失敗しないためのポイント

日本からオーストラリアへ車を輸入する際に失敗してしまうケースの多くは、

「日本で車を購入してから問題に気付く」

というパターンです。


一度車両を購入し、船積みしてしまうと後戻りは難しくなります。その後にコンプライアンス上の問題や登録上の問題が発覚した場合、追加整備費用や保管費用など、予想以上のコストが発生する可能性があります。


そのため、日本で車を購入する前の段階で、


  • オーストラリアへの輸入が可能か

  • Import Approvalを取得できるか

  • コンプライアンス検査に通る可能性があるか

  • オーストラリアで登録できる見込みがあるか


を事前に確認しておくことが非常に重要です。

特に、25年以上経過した旧車や改造車、福祉車両などは確認すべきポイントが多く、専門知識なしで判断するのは容易ではありません。


購入前にしっかりと確認を行うことで、不要なトラブルや追加費用を避け、安心して日本からオーストラリアへ車を輸入することができます。


コンプライアンス適合性の確認はAutoShiftへご相談ください

AUTOSHIFTでは、日本で車両を購入する前の段階から、オーストラリアへの輸入可否やコンプライアンス適合性について事前確認を行っています。


日本のオークション会場や輸出業者、オーストラリア現地のコンプライアンスセンター、輸入ディーラーと連携し、車両ごとの状況を総合的に確認しながらご案内いたします。


そのため、

  • この車はオーストラリアへ輸入できるのか

  • Import Approval(輸入許可)の取得対象となるのか

  • コンプライアンス検査に通る可能性はあるのか

  • どのような部品交換や追加作業が必要になるのか

  • オーストラリアで登録するまでの総費用はいくらになるのか


といった点を、購入前の段階で把握することが可能です。


日本で安く見える車を購入することだけが重要ではありません。オーストラリアで問題なく登録でき、長く安心して乗れる車両を選ぶことが、結果的にコストを抑えることにつながります。


AUTOSHIFTでは、輸入可能車両の確認、Import Approval申請サポート、コンプライアンス手配、州ごとの登録手続きまで一貫してサポートしています。


日本からオーストラリアへの車両輸入をご検討中の方や、気になる車両の輸入可否を確認したい方は、お気軽にお問い合わせください。

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