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オーストラリア中古車輸出完全ガイド【2026年版】

  • Writer: AUTOSHIFT
    AUTOSHIFT
  • Jun 1
  • 12 min read

世界中に日本の中古車が輸出されていますが、その中でもオーストラリア向け輸出は手続きが複雑で、規制も厳しく、輸入から登録までに多くの時間と知識が必要です。


また、インターネット上には古い情報や誤った情報も多く、初めて輸入する方にとっては何が正しいのか判断するのが難しいのが現状です。


そこで今回は、日本での車両仕入れからオーストラリアでの販売・登録までを一貫して行うAUTOSHIFTが、日本からオーストラリアへ中古車を輸入する方法を分かりやすく解説します。


オーストラリア特有の輸入ルールや注意点についても詳しく説明していきますので、これから輸入を検討している方はぜひ参考にしてください。


※本記事の内容は、制度や規制の変更に合わせて随時更新しています。



オーストラリアの中古車市場と日本車が人気の理由


国土が広いオーストラリアでは生活するのに車は必需品です。公共交通機関も日本ほど整っていないので、車で15分のところがバスでは1時間かかるなんでこともザラにあります。


販売方法も日本とは異なり個人売買が主流で高く売れたり、安く仕入れられたりする一方詐欺なども多く問題になっています。


また販売金額も日本よりかなり高く、20-30万キロ走った車でも日本では考えられない高い金額で取引されています。


日本のような車検システムもなく、短い走行距離で手放す人も少ないため、状態の良い車を仕入れるのは至難の技です。


5年くらい前は$5000前後で安全で問題ない車が買えましたが、最近では安全な車をそのような金額帯で買うのは難しくなってきました。


その中でも日本からの輸入車は状態がとてもよい上に現地販売の車より安いので、オーストラリアでも人気となっています。


日本からオーストラリアへ車を輸入するメリット・デメリット

メリット

  • 車両の状態が良い

  • オーストラリアで販売されていない車に乗ることができる

  • 日本で所有していた車に乗ることができる


最も大きなメリットは、車両の状態が良いことです。日本では10万kmを超える前に車を買い替える人が多く、また定期的な車検制度やメンテナンス文化が根付いているため、オーストラリアの中古車と比べて良好な状態の車両が多い傾向があります。


また、オーストラリアではシエンタやアルファードをはじめとする7人乗りのファミリーカーの選択肢が限られています。


そのため、広い室内空間や多人数乗車ができる車を探している方にとって、日本からの輸入車は非常に魅力的な選択肢となります。


デメリット

  • 日本からオーストラリアに届くまでに2-3ヶ月ほどかかる

  • 輸入車に対応していない保険会社もあり、保険料もやや高い傾向にある

  • 車種によっては部品やパーツを手に入れるのに時間がかかる


一方で、日本から車を輸入することにはいくつかのデメリットもあります。


まず、車両を仕入れてからオーストラリアで登録し、公道を走れる状態になるまでには通常2〜3ヶ月程度かかります。そのため、すぐに車が必要な方には輸入車はあまり向いていません。


また、トヨタのハイブリッド車やホンダ フィットなど、オーストラリアでも販売実績のある車種については部品や消耗品の入手に困ることはほとんどありません。しかし、オーストラリアで正規販売されていない車種を輸入した場合、一部の部品やパーツを日本から取り寄せる必要があり、修理やメンテナンスに時間がかかる場合があります。


さらに、保険会社によっては輸入車を特殊車両として扱うため、同クラスのオーストラリア国内販売車と比較して保険料がやや高くなる傾向があります。


ただし、保険料が極端に高額になるケースは少なく、多くの場合は大きな負担にならない範囲に収まります。


オーストラリアへ輸入できる車|SEVS・25年ルール・パーソナルインポート

では、実際にどのような車がオーストラリアへ輸入できるのでしょうか。

日本車であれば何でも輸入できるわけではなく、オーストラリア政府によって厳格な輸入基準や規制が設けられています。


そのため、購入前に輸入可能かどうかを確認することが非常に重要です。


現在、オーストラリアへ輸入できる車両は大きく4つのカテゴリーに分けられています。ここでは、それぞれの輸入方法について詳しく解説していきます。


1.政府が作成しているリストに載っている車

基本的に、製造から25年が経過していない車両は自由に輸入することができません。

しかし、オーストラリア政府が運営するSEVS(Specialist and Enthusiast Vehicles Scheme)に掲載されている車種については、25年が経過していなくても輸入することが可能です。


SEVSは、オーストラリア国内で販売されていない、または特別な性能や特徴を持つ車両を対象とした制度で、多くの日本車も対象車種として登録されています。


そのため、輸入を検討している車がSEVSに掲載されているかどうかを事前に確認することが非常に重要です。


SEVSには、オーストラリアで販売されていない車種や、日本独自のハイブリッド車などが多く掲載されています。


また、オーストラリアで販売されている車種であっても、エンジン仕様やグレード、販売名称の違いによって輸入が認められるケースもあります。


しかし、オーストラリアの輸入ルールは頻繁に変更されており、SEVSの掲載情報や関連リストの更新が追いついていないことも少なくありません。そのため、SEVSに掲載されているからといって、必ずしも輸入できるとは限りません。


実際には、これまで輸入できていた車種が突然輸入できなくなったり、輸入可能な年式が変更されたりすることも珍しくありません。


そのため、車両の輸入可否はリストだけで判断するのではなく、最新情報を把握している専門業者へ確認することをおすすめします。


どの車が輸入できるのか分かりにくいことは、オーストラリア向け中古車輸出における最も難しいポイントの一つです。


万が一、輸入できない車両を誤って輸出してしまった場合、オーストラリア到着後に日本へ送り返さなければならず、輸送費が二重に発生する可能性があります。そのため、購入前に輸入可否を確認することが非常に重要です。


2. 製造から25年以上経過した車

製造から25年以上が経過した車両については、原則としてSEVSの対象でなくても輸入することができます。


いわゆるクラシックカーやJDM(Japanese Domestic Market)車両がこのカテゴリーに該当します。


ただし、古い車両にはアスベストが使用されている可能性があるため、輸入時にアスベストに関する確認や検査が必要になる場合があります。


特に製造年の古い車両については注意が必要で、オーストラリア到着後の検査でアスベストの使用が確認された場合、多額の費用や追加手続きが発生する可能性があります。


3. パーソナルインポート

オーストラリアの市民権または永住権を保有している方が、日本で12か月以上所有・使用していた車両については、通常の輸入規制の対象外として輸入できる制度があります。


ただし、これは本来、日本に長期間滞在していたオーストラリア市民や永住者が、現地で使用していた車をオーストラリアへ持ち帰るために設けられた制度です。


そのため、オーストラリアの永住権や市民権を持っていない方や、日本での所有期間が12か月未満の方は利用することができません。


実際には利用できる人が限られているため、多くの方はSEVS制度または25年ルールを利用して車両を輸入することになります。


4. 特殊車両

F1カーをはじめとするモータースポーツ車両や、福祉車両、キャンピングカーなどの特殊用途車両については、25年が経過していなくても輸入できる場合があります。


これらの車両は一般的な乗用車とは異なるカテゴリーとして扱われるため、一定の条件を満たすことで輸入許可を取得できる可能性があります。


日本からオーストラリアへ中古車を輸入する流れ


  1. 日本での車の仕入れ

自分で所有していた車を輸出する場合は、輸出手続きを行うだけで問題ありません。しかし、それ以外の場合は、まず日本国内で車両を仕入れる必要があります。


車両の仕入れ先としては、自動車オークション、Gooやカーセンサーなどの中古車情報サイト、中古車販売店などが一般的です。ご自身で購入していただいても問題ありません。


一方で、すでにオーストラリアにお住まいの場合、日本国内で車両を購入することは簡単ではありません。そのため、多くの方は輸入代行業者に依頼し、車両の選定や購入を代行してもらうことになります。


ただし、どこから車を購入する場合でも、最初に確認しなければならないのは、その車両がオーストラリアへの輸入対象車であるかどうかです。


輸入できない車両を購入してしまうと、後から輸出できないことが判明し、大きな時間と費用の損失につながる可能性があります。そのため、購入前に必ず輸入可否を確認することをおすすめします。


  1. Applying for Import Approval

オーストラリアに車を輸入する場合は輸入許可証(Import Approval)を取得する必要があります。



























この輸入許可証(Import Approval)は、オーストラリアで車両を受け取る側(Consignee)が申請する必要があります。


申請はコンプライアンスセンターを通して行うことがほとんどです。


申請から許可証が発行されるまでの期間は、通常2〜3週間程度です。ただし、申請内容に不備がある場合や追加資料の提出を求められた場合は、さらに時間がかかることがあります。


【主な必要書類・情報】

  • 車両の仕入れ価格(車両代金、オークション手数料、港までの陸送費などを含むFOB価格)

  • 車両の写真

  • 輸出抹消登録証明書

  • 製造年月

  • 走行距離


これらの情報に誤りがあると、輸入許可証の発行が遅れたり、追加書類の提出を求められたりするため、正確な情報を準備することが重要です。



3. シッピングの手配

Import Approval(輸入許可証)の取得が完了したら、次は船積みの手配を行います。


この手続きは、車両を日本から輸出する側(Shipper)が行う必要があります。一般的には、輸出業者またはシッピング会社が手続きを代行します。


日本からオーストラリアへ車両を輸出する場合、主な輸出港は横浜港、大阪港、名古屋港の3港です。

シッピング会社はいくつか存在しますが、サービス内容や料金に大きな差はなく、どの会社を利用しても基本的な流れはほぼ同じです。


車両オーナーや輸出業者が行う作業は、指定された港やヤードへ車両を搬入するところまでです。その後は、輸出通関、船積み手続き、検疫に関する洗浄・熱処理、船舶の手配、そしてオーストラリア到着後の通関や指定場所までの陸送まで、一括して依頼することができます。


そのため、初めて車を輸入する方でも、信頼できるシッピング会社や輸入代行業者を利用することで、複雑な国際輸送手続きをスムーズに進めることができます。


👉シッピングについて詳しく知りたい方はこちら


  1. コンプライアンス検査

車両がオーストラリアへ到着した後は、政府に認可されたコンプライアンスセンターで検査を受ける要があります。


この検査では、車両の状態に問題がないか、輸入許可証や輸出書類の内容と実際の車両に相違がないかなどを確認します。一般的な車両であれば、大規模な改造や部品交換が必要になることはほとんどありません。


検査と必要な手続きが完了すると、車両はお客様のもとへ引き渡されます。その後、各州の登録手続き(Registration)を行うことで、公道を走行できるようになります。



  1. 車両の登録

コンプライアンス検査が完了した後は、各州で定められている販売前検査や車両検査(RWCなど)を受ける必要があります。

その後、州ごとの登録手続き(Registration)を完了することで、初めて公道を走行できる状態となります。


オーストラリアへ車を輸入する費用と期間の目安

ここまで読んでいただいた方が最も気になっているのは、「実際にどのくらいの時間と費用がかかるのか」ではないでしょうか。


日本からオーストラリアへ車を輸入する場合、車両代金以外にも輸送費、輸入許可申請費用、コンプライアンス費用、登録費用など、さまざまなコストが発生します。


また、車種や輸入する州によっても費用は大きく異なります。


ここでは、実際にオーストラリアへ車を輸入する際にかかる期間と費用の目安について解説していきます。


輸送にかかる時間

オーストラリア輸送にかかる時間
オーストラリア輸送にかかる時間

期間は状況によって前後しますが、日本で車両を購入してからオーストラリアで実際に乗れるようになるまで、一般的に2〜3か月程度かかります。

輸入許可証(Import Approval)の審査期間や船舶のスケジュール、港の混雑状況などによって、全体の所要期間は大きく変動します。


輸送にかかるコスト

費用は車種や為替レート、輸入する州によって異なりますが、一般的には車両本体価格とは別に、輸送費、コンプライアンス費用、登録費用、GST(消費税)、各種手数料などを含めて約$8,000〜$15,000程度の費用が発生します。


日本から日本車を輸入する場合、基本的に関税はかかりません。しかし、日本から輸出される欧州車などの外国メーカー車両については、5%の関税が課されます。


また、日本での仕入れ価格が高額な車両を輸入する場合は、LCT(Luxury Car Tax:高級車税)の対象となる場合があります。LCTが適用されると追加の税金が発生するため、高額車両を輸入する際は事前に確認しておくことが重要です。


また、ご自身で所有していた車両を輸入する場合であっても、GST(消費税)の計算を行うために車両価値を申告する必要があります。

オーストラリア政府は日本の中古車市場についても一定の情報を把握しており、申告した車両価値が実際の市場価格とかけ離れている場合は、追加資料の提出を求められることがあります。


以下は、実際の輸入費用の目安です。


【輸入費用の参考例】

・日本でのオークション落札価格66万円(税込)の車両 → オーストラリアでの乗り出し総額:約$17,000〜$18,000

・日本でのオークション落札価格110万円(税込)の車両 → オーストラリアでの乗り出し総額:約$22,500〜$23,500

・日本でのオークション落札価格330万円(税込)の車両 → オーストラリアでの乗り出し総額:約$47,500〜$48,500

・日本でのオークション落札価格550万円(税込)の車両 → オーストラリアでの乗り出し総額:約$71,500〜$72,500


※上記は一例であり、為替レート、州ごとの登録費用、車種、輸送状況などによって金額は変動します。


AUTOSHIFTが選ばれる理由|日本からオーストラリアへの車輸入を一貫サポート

弊社AUTOSHIFTの最大の強みは、日本での車両仕入れからオーストラリアでの登録・納車まで、すべての工程を一貫してサポートできることです。


日本とオーストラリアの両国で事業を展開しているため、車両選びや輸出手続きはもちろん、Import Approval、コンプライアンス、登録手続きまで責任を持って対応いたします。


オーストラリアへの車両輸入は複雑で分かりにくいルールも多くありますが、私たちは日々最新情報を収集し、お客様が安心して輸入できる環境を整えています。


「この車は輸入できるのか?」「総額はいくらになるのか?」といったご質問にもお答えしておりますので、日本からの車両輸入をご検討の方はお気軽にお問い合わせください。




 
 
 
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